「田舎の家」

東日本大震災後




離れも蔵も
流されて
しまいました。

離れの中に
あった
グランドピアノは
今も行方不明






ケヤキの木だけが残りました。

倉庫や作業場は
全て流され
母家の居間には
瓦礫や自動車が
入り込みました


 
 
 
海寄りにある倉庫は 津波を受け
無くなりました


流れ込んだ瓦礫等を取除いたところ
角の柱を含め 4本の柱が無くなっていましたが
屋根は何とか落ちずに持ちこたえていました。

4月7日の日中仮の柱を立てたおかげで 夜の大きな余震でも
屋根は落ちませんでした
防潮林が
無くなった為
2階の窓からは
砂浜と
波しぶきが
見えました


廊下から居間へは 瓦礫が詰って
入れませんでした。
津波で流された
防潮林は
至る所に
横たわり
間近に見ると
その大木ぶりが
わかります






震災後 母家だけがかろうじて残りましたが
廻りの緑はなくなりました。 近所では全て流された所も有ります。

 

防潮林の向うは海です。以前はびっしりと松の木がありました
この居間には 改修工事中 見知らぬ人(職人さん)の姿や声で おびえるように おとなしくしていた 愛犬 チワワの「こころ」が
いつも過していました。
 
  施工例に戻ります。