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OMソーラーシステムを始め 人と環境に優しいものを出来るだけ取り入れ お客様が満足される家創りをめざしております。 また 当社は私1人の小さな事務所です。設計、積算、見積、現場管理 全てを一人で行っております。 営業専門の担当はおりませんので お客様に営業的な物足りなさや、 ご不便をお掛けする時が有るかもしれません しかし より良い家づくりをおこなう事に関しては 施工現場の 先頭に立ち お客様の声を反映できるよう 日々精進しております。 数を追わず 安心して暮らせるお住まいを 丁寧に仕上げる これが技術者としての使命と考え活動しています。
(株)建築工房 ぷろろーぐ 〒981-3214 仙台市泉区館3−42−1 TEL・FAX 022-707-6856 携帯 080-3495-8380 E-mail prolog.satoh@gmail.com 二級建築士事務所 宮城県知事登録 第23220115号 建設業登録 準備中 代表取締役 佐藤 純哉 (二級建築士、一級建築施工管理技士) 私が生まれ育った家は 築7〜80年位の かやぶき屋根の家でした。 農家の住宅なので 茶の間の囲炉裏を囲む様に南と東側に土間があり 出入り口は 両方にありました。 北側には掃き出しの 障子戸が有り 夏場その戸を開放すると 家の中は涼しい風が通ります。 茶の間の北東に接し 「はすり」と呼ばれる台所、そこから引戸をはさんで 東側にかまどのある「かまや」が そこはおおかた土間で 南と北に通じる 出入り口がありました。 茶の間の西側には 板戸を介して 「でい」と呼んでいた 14、5畳の和室が ありその奥に床の間付の八畳間がありました。 南側には茶の間、でい、床の間八畳をつなぐ 縁側 夕方になると 縁側の木製雨戸を閉めることが 私の仕事でした。 床の間八畳以外 天井は無く 見上げると太く曲がった木組みの小屋組と 屋根が見えていて 時々その梁の上を ネズミが通っていました。 中の仕切は ほとんど 襖や板戸で 外壁は土壁 夏はそれほど暑さを 感じませんでしたが 冬は絞った雑巾を部屋の中に置いておくと 翌朝 凍みているくらい寒い家でした。 もちろん 便所、浴室は家の中には無く それぞれ別棟でしたので 冬の夜起きたとき 寒いし、暗いしで よく縁側や 勝手口から 家族に気付かれないよう 外に向かっておしっこをしていました。 その家も 私が16の頃取り壊され 現在の実家へと建て替えされました。 それまで 「でい」の縁側に面する 机と布団で一杯の畳二枚ほどの スペースを 蚊帳で囲み 個室空間としていた部屋?から 2階の和室八畳を与えられ よろこんだことを覚えています。 しかし、冬はストーブで部屋は暖まりますが、エアコンは近所でも 付けている家が無かった頃ですから 夏はとても暑い思いをしました。 新築と言っても 昭和四十年後半ですので 壁はやはり土壁で 今のように 床下や天井に断熱材もありませんでした。 その後 結婚し公営住宅に移り 子供が小学生になる前に 現在の地に 今では事務所兼用となっている 住まいを新築し 現在に至っています。(もう十数年経ちますが) 家を建てるとき 考えたことは 広く住みたいという事でした 個室は最小限にし みんなが居る場所は 廊下もなく 左右にも 上下にも ゆったりした空間が 欲しいと思いました。 大きな家を創るのではなく 六畳間三つだったら 思い切って十八畳一つ にしちゃえという感覚です。 生まれ育った環境がそうさせたのかも しれません しかし広くて寒い家には戻れません。 そこで当時勤務していた 会社で採用し モデルハウス一棟だけの実績で その後採用される お客様がなかなか見つからなかった OMソーラーを採り入れることにしました。 私の手がける 二棟目のOMソーラー住宅となったのです。 建物の仕様は 当時として 一般的な 新建材、ビニールクロスの住宅 ですが 天井の断熱をちょっと厚くし 予算の関係もあり ペア硝子専用サッシは 使わず 普通のサッシに アタッチメントを利用し 中間空気層の薄いペア硝子を 取り付けた 中気密、中断熱の建物です。 それでも OMの効果は実感でき 寒くない家とすることが出来ました。 費用はと申しますと、当時で 60万円/坪 ほど となりました。 当時はバブル崩壊後ですが 近年までの底の状態ではなく 土地も物も 値段が 下がって行く途中で 同じ物を 現在建てたら もっと 安く出来たのではないかと考えています。 (今年は 中国の経済成長や 異常な原油高の影響で 建築資材も値上がり始めていますが) その後 住まいも 自然素材や太陽光発電 オール電化採用の増加 シックハウスの原因ともなった 高気密高断熱仕様へと めまぐるしく変化 してきています。また手抜き工事による欠陥住宅の問題も マスコミを 賑わせ続けましたし 後追いですが 建築基準法も 次々と改正され 一見全ての住宅が 安全で安心なものへと 変わって行くように思われます。 今の規制や基準からすると 昔の住宅はほぼ全てが 違反建物と なってしまいます。 しかしそこには 文章では言い表せない「気持ちよさ」が 確かにあったと思います。 四季の移ろいを感じる「気持ちよさ」、 家族がふれあう「気持ちよさ」 一番大事な 住まい手が気持ちよく暮らせること が どこか置き去りにされてしまっているのかもしれません。 夏場じっとしていても汗がにじんだり、家の中の雑巾が凍みるような環境に 後戻りは出来ません。 また大きな地震で命の危険にさらされるような建物は 造れません 住まい手が気持ちよく暮らせることを一番に考え その上で 環境に優しかったり、エネルギーを無駄にしない そんな家創りを 微力ながら お手伝いさせていただきたいと 考えています。 ご精読ありがとうございました。 旧建築工房ぷろろーぐ 代表 柴崎 勇 ページトップへ
ページトップへ (株)建築工房 ぷろろーぐ 〒981-3214 仙台市泉区館3−42−1 TEL・FAX 022-707-6856 携帯 080−3495−8380 E-mail prolog.satoh@gmail.com 二級建築士事務所 宮城県知事登録 第23220115号 建設業登録 準備中 2023/02/05 更新 |
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